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結婚内祝い(結婚祝いのお返し)はどうする?!大事なルールとマナー9選

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結婚内祝い(結婚祝いのお返し)はどうする?!大事なルールとマナー9選

ご訪問ありがとうございます
tanizouです

まず初めに、皆様、ご結婚おめでとうございます!
新婚さんのあなたは、いろんな人からお祝の言葉や贈り物をもらっていると思います
そこで大事なのが、「内祝い」つまりお返しです。

本来、内祝いとは「お祝い事があった家が、その幸せを近隣の親しい人や親せきと分かち合うための贈りもの」簡単に言うと、「幸せのおすそ分け」です。
お祝いをもらった・もらっていないにかかわらず、贈り物を贈ったり宴席を設けたりする「行為」をさす言葉だったのです。
現在では、お祝いのお返し(モノ)の意味が強くなっています。

このページでは、結婚内祝いに関する情報を、いつ・誰に・何を・どうやって・どのくらいに分けてお伝えします。
一生のうちで1度しかしない(場合によっては2度以上あるかもですが…)贈りものです。しっかり学んで、アナタの幸せを、たくさんの人におすそ分けしてください。

 

結婚のお祝いをいただいたら、すぐにやるべき1つのこと

内祝いのことを考える前に、お祝いをいただいたらすぐにすべきことをお伝えします。それは、

口頭での御礼です。

配送でお祝いをいただくことが多いかと思いますが、無事届いたことをお伝えする意味も込めて、できるだけすぐにお礼の電話をしましょう。
ここで注意したいのが、メールやLINEでのお礼はNGです。どれだけ親しい間柄でも、自分の言葉でお礼をするのが最低限のマナーです。

 

結婚内祝いはいつ贈ればいいの?結婚内祝の時期とタイミング

結婚式を開いてから1か月以内が目安です。
結婚式後は新婚旅行や新居への引っ越しなど何かとドタバタしがちです。事前に準備しておくことをお勧めします。

 

結婚内祝いを贈る相手の方程式 【お祝いをもらった人】+【贈りたい人】-【引き出物を渡した人】

冒頭でも書きましたように、内祝いはの本来の意味は「幸せのおすそ分け」です
ですので、誰に送っても構いません。
しかし、近年その本来の意味が薄れてしまい、単なる「お返し」の意味が濃くなった現在では、結婚内祝いを贈る相手を以下のように考えます。

【お祝いをもらった人】+【贈りたい人】-【引き出物を渡した人】

ここでのポイントは、引き出物を渡した人、つまり結婚披露宴に出席していただいた人は結婚内祝いを贈る必要はありません。
引き出物が内祝いの役割を果たしてくれているからです。

 

連名でもらった場合はどう考えればいいの?

会社の同僚など、お祝いを連名でいただく場合も多々あるかと思います。
そんな時は、まとめて返すのではなく、一人ひとりプチギフトをお返しすると、より丁寧です。
ただ、ケースバイケースではありますので、状況によっては、まとめてお返しすることもあります。

 

いずれの場合も、「迷ったらまず相談」です。
親せきであれば親に、同僚であれば既婚の先輩や同僚に相談してみましょう。
特に親戚関連は、小さなことでもめ事が起きやすいです。ご両親と相談したほうが無難です。

 

結婚内祝いの相場は?いくらぐらいのモノをお返しすればいいの?

一般的には「半返し」と言われています。
つまり、頂いた贈りものの半額位をお返しするのが一般的です。
ですが、親せきなどには多少高額なものを、部下や目下の人には同額のものを贈るなど、人によって使い分ける場合もあります。
共通して言えるのは、

「頂いた贈りもの金額以上のものを贈らない」
「同様に半額以下のものを贈らない」

ことです。
全社の場合は、結婚内祝いを贈られた側が恐縮してしまいますし、後者の場合は「ケチ」のレッテルを貼られてしまいます。
どんな感情にせよ、贈り物によって相手の感情をざわつかせないように心がけましょう。

 

あると便利!結婚内祝いリストをつくりましょう

贈る相手、送られてきたもの、内祝いの金額…ここまでくると、必ずモレ・間違いが発生します!
贈り忘れだけは何があってもしてはいけない最大のNG項目です。
ですので、エクセルなどを使ってリスト化することをお勧めします。
リストの項目は以下の通りです。

贈る相手
住所(なくてもOK)
頂いたものの金額
内祝いの金額

最低これだけあれば十分です。
頂いたものの金額は、インターネットで簡単に調べることができます。
金額がわからない場合は、3000円前後の商品を内祝いとするといいでしょう。

 

結婚内祝いで送ってはいけないNG/タブー商品

慶事に含まれる結婚内祝いには、不吉を感じさせる商品はできるだけ避けるべきです。
それ以外にも、一般的に贈りものに適さない商品があります。これらを結婚内祝に送ってはいけないNG/タブー商品をご紹介します。

1.靴下、靴、スリッパなどの「履物」

「踏みつける」「(相手を)踏む」という意味を持つので、贈りもの全般でNGとされています。
もちろん、結婚内祝いでも避けた方がいいでしょう。

2.下着、肌着など直接身に着けるもの

そんなもの贈る人ってなかなかいないと思いますが、「もっと良いもの身に着けなよ」って意味があるらしく、これまたNGと言われています。
出産祝いを除いて、できるだけ避けるべき商品の一つです。

3.時計、鞄、筆記用具など

「もっと勤勉になれよ」と思われるらしくNGです。高級万年筆とか嬉しいんですけどね…

4.ハサミや刃物

相手との縁を切るという意味があるので、贈りもの全般でNGとされています。
一方で、「未来を切り開く」という意味を込めて、結婚祝いに使う例があるらしいです…

5.ハンカチ

ハンカチを漢字に直すと「手巾(てきれ)」とかきます。てきれ=手切れと読めるのでNGというわけです。

6.櫛

櫛=くし=九・四=苦・死 というわけでNGです。日本語あるあるですね。

7.ガラス製品・陶器等

割れやすいもの、壊れやすいものは「関係性が壊れる」という意味で、贈りもの全般でNGです。

8.インテリアや置物

相手の趣味を熟知している場合ならいざ知らず、突然アフリカの工芸品みたいな仮面を贈られてきても困るわけです。
できるだけ避けるべきでしょう。

NG項目が多く、うんざりしていらっしゃる方もいるかと思いますが、大事なのは、「受け取った相手が喜んでくれるか?」です。
自分が送りたいものではなく、相手のことを考えながら、内祝い商品を選んでください。

 

もらって嬉しい内祝いってなに?

せっかく贈る内祝いですから、相手には喜んでほしいものです。
大手ギフトサイトに「もらってうれしかった結婚内祝いギフト」のアンケート結果があります。

データ参考先 http://www.ringbell.co.jp/kekkonuchiiwai/

カタログギフトと商品券で60%を占める結果となりました。つまり「自分で選びたい」ってことなんでしょうね。ちょっと寂しい気持ち…
それ以外で見ると「なくなるもの」が多いです。スイーツなどは定番ですね。

商品券をギフトに送ってもいいの?と思われるかもしれませんが、これはケースバイケースだと思って下さい。目上の人や上司に贈るのはさすがに失礼に当たります。また、商品券を贈る場合でも、1000円程度のお菓子などを添えて送るようにしましょう。

最近多いのは、モノではなく「体験」を贈るギフトです。
旅行や、食事などを楽しめるカタログギフトが多くなっていますので、ご参考ください。

 

結婚内祝いを贈るときの熨斗はどうするの?注意すべき3点

内祝いは「フォーマルギフト」に分類されるので、熨斗が必須になります。
若い方には熨斗・掛け紙になじみがない方も多くいらっしゃるかと思いますので、まずは熨斗・掛け紙とはどういったものかご紹介します。

※掛け紙に熨斗・水引が印刷されたものを熨斗紙と言います

熨斗紙の注意点① 水引は紅白結び切りで

結婚は「慶事」に分類されますので、水引は紅白のものを使います。
さらに、結婚は何度もするものではありません。「1回限り」にしたいという思いから、結んだらほどけない「結び切り」を選びます。

紅白結び切りの水引はこのようなものです。

続いて、熨斗紙の書き方についてお伝えします。
百貨店や大手ギフトサイトでは、熨斗ガイドが完備されていますので、悩まなくて済みますが、「知っている」と「知らない」では大きな差がありますので、しっかり学んでください。

熨斗紙の注意点② 表書きは「内祝」「結婚内祝」「結婚之内祝」

表書きは、基本「内祝」でOKですが、より丁寧に「結婚内祝」としてもいいでしょう。
関西においては、4文字を嫌って(4=し=死)「結婚[之]内祝」と5文字にすることもあります。

熨斗紙の注意点③ 名入れの苗字は1つだけ

名入れ部分には夫婦の名前を入れましょう。一般手的に右が夫・左が妻の名前を書きます。
苗字は夫側だけに書き、妻の名前は夫の名前の高さに合わせて記載します。

夫婦別姓の場合は、2人ともフルネームにしましょう。
養子縁組(婿入り)の場合は、右に妻の名前を書く場合もあるようです。

 

 

結婚内祝いを選ぶときに便利なサイトの選び方

百貨店に足を運んで、数多くのお店からお店と商品を選んで、大量の配送伝票を手書きして…
正直つらいです。今はWEBで、複数配送先設定・熨斗設定・メッセージカード設定などができるサイトが数多くあります。
結婚内祝いに最適なサイトの選び方をお伝えします。

複数配送先の設定ができること

内祝いは数多くの方からいただくことが多いです。1回の注文で複数の配送先を設定できるサイトであれば、買い物時間がぐっと短縮できます。

熨斗設定ができること

表書き、名入れが設定できるところがベストです。
前述しましたように、地域によっては「内祝」「結婚内祝」「結婚之内祝」を使い分ける必要があります。ある程度自由度があると便利でしょう。

品ぞろえが豊富なこと

できれば贈る相手に合わせて商品を選びたいところです。
大手ギフトサイトや百貨店系のWEBサイトであれば、品ぞろえの幅が広く一つのサイトでいろんな商品を選ぶことができて便利です。

 

まとめ

いかがでしょうか?
結婚は、いうまでもなく人生最大の節目と言えます。
その節目を祝福してくださった数多くの方に感謝の気持ちを表すのが結婚内祝いです。

いろいろ細かなルールがありますが、大事なのは「相手に喜んでもらう」気持ちです。
しっかり内祝いを送って、新たな人生のスタートを切っていただければと思います。

長文ご拝読ありがとうございました。